政治

アボット氏、国会議事堂から逃げ出す

【キャンベラ30日AAP】   労組資金を流用した疑いで捜査されている無所属のクレイグ・トムソン議員の投票を認めないと誓ったことを理由として、キャンベラの国会議事堂で30日、与党が出した連邦予算をめぐる審議中止動議について、同議員が野党側に投票する意向を示したところ、野党保守連合のアボット党首とパイン議員が国会議事堂から逃げ出した。

かつて、労働党所属を持っていたトムソン議員は、今回の捜査を受けて、離党を余儀なくされたが、疑いを否認している。今回の動議について、審議中止動議を支持しないと述べた。

アボット氏は、トムソン議員が汚職に汚染されており、倫理上で投票が無効だという姿勢を取っているが、与党が今回の動議をいたずらとして仕かけたと主張し、憤りの声を上げた。

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