政治

テロ対策でコミュニティ連携へ NSW

【シドニー29日AAP】  NSW州政府は、新しい対テロ戦略を29日発表し、コミュニティーのリーダーや民間企業セクター、主要インフラのオーナーや管理者など、多岐にわたるセクターと連携し、対策を強化していく方針を示した。

 

NSW州のエリオット対テロ相は、テロ攻撃の危険性は“残念ながら”コミュニティーにとって現実のものだとした上で、「テロ対策や過激な暴力への対策は、政府だけで達成できるものではなく、共通の責任だ」と述べた。

 

また、エリオット対テロ相は、地方自治体、教育セクター、医療従事者などすべてが、テロの脅威を当局へ通報する重要な役割を担うと話している。NSW州政府は、新たに高リスク治安部隊や特別チームを設置したほか、家族や親族の過激化を懸念する人のための相談電話やオンラインサービスにも資金援助を行っている。

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