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TAS州、同性婚を単独導入か

【ホバート4日AAP】   TAS州での労働党集会で、同性婚を認める州法案作成への賛成が決定した。これにより、オーストラリアで初めて、同州が今年中にも同性婚を単独導入する見込みが出てきた。

ギディングス州首相は同集会で、国内初となる性差別のない婚姻法の導入について情熱的に語り、総立ちの拍手喝采で迎えられた。州首相は、「これは手つかずで残された最後の差別領域であり、結婚に関し当然とされる人生上の同じ選択肢が、すべての人に認められないのは間違っていると基本的に考える」と述べた。また、連邦政府で協議中の関連法案が不成立に終わる場合、同州政府は今年中にも独自法案を導入する構えでいるとし、法制上の問題はないと述べた。

同性愛者の権利活動家やグリーンズの党員らは、この決定を歓迎している。しかし、労働党内では全党員が賛成しているわけでなく、ヘレン・ポリー上院議員は「行き過ぎ」だとし、「オーストラリア社会の基本構造を変える必要はないとおもう」と語った。

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