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全豪オープン トラムにも警備員

【メルボルン11日AAP】  VIC州警察は、今月14日から27日までメルボルンで開催されるテニスの全豪オープンを前に、警備を強化する方針を示し、メルボルン市内を走る軽鉄道(トラム)のパトロールを初めて導入することを明らかにした。

 

トラムのパトロールでは、メルボルン・パークを通るルート70を含む複数ルートで、午前7時から午後0時過ぎまで、20人以上の保護警備隊員が一斉に行う。警備隊員が走行中のトラムや電車で警備活動を行えるようにする法改正が昨年導入され、警備員が反社会的な行為を行った者を逮捕することも可能となった。

 

トラムや電車のほかにも、メルボルン・パーク内を制服警官と私服警官の両方がパトロールを行うほか、車道では飲酒やドラッグを使用した上での運転を取り締まる方針だという。昨年は、米国人医師とその息子がテニス観戦の後にクイーン・ビクトリア・ガーデンズで襲撃され重傷を負う事件が発生しており、事件の再発を防止するためにも警備の徹底を図るとみられている。

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