生活

ワニやヘビ出没の危険 QLD州中央部

【ロックハンプトン3日AAP】   大雨後の河川氾濫で洪水被害が各地で発生しているQLD州で、中央部ロックハンプトンでは、フィッツロイ川に生息するワニが洪水の水に乗って住宅地をさまよい始めたり、また毒ヘビが目撃されるなどの報告があり、救助隊では警戒を呼びかけている。

フィッツロイ川では、2011年の大洪水時の最高水位9.2メートルを下回ったものの今回の洪水では8.6メートルまで水位が上昇。同河川はイリエワニの生息地で、クーンガルやデポットヒルなどの通りで目撃されている。ロックハンプトン市市長代理は「ワニに出くわす可能性も踏まえて洪水の水には入らないように呼びかけている」と述べた。洪水の中で泳いでいるヘビを目撃したという女性は、裏庭で飼い犬を遊ばせることができないとした。

さらに、洪水の中で、ロックハンプトン市民は交通手段としてボートを使用しており、3日午後には、ピザ宅配をするボートも見かけられた。また、同市東部イェップーンやエミューパークといった海岸では家畜の死がいがいくつもあるという。

フィッツロイ川は、4日には水位が8メートル、6日までに3メートルにまで下がるとみられており、その後、清掃作業が開始される予定。1100戸で裏庭浸水があったが、床上浸水はほんの一部しかなかったとされている。

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