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元乳がん患者が奇跡の妊娠 世界20例

【シドニー11日AAP】   乳がん治療のために受胎能力をほぼ完全に失った女性が、保存していた卵巣の細胞組織を復活させることで妊娠に成功し、現在、妊娠中期にある。世界でも20例しかなく、オーストラリアでは初めてのケースだという。

11日、メディカル・ジャーナル・オブ・オーストラリアが発表した報告によると、この女性は37歳で乳がんと診断され、2005年に卵巣細胞を凍結保存させた後、受胎能力が大きく低下する抗がん剤治療を受けた。7年後、43歳になった女性は凍結させていた細胞を卵巣に移植し、体外受精(IVF)を受け妊娠したもの。

モナシュIVFのコバックス教授は、この技術は非常にシンプルでかつ値段もそれほど高くないこともあり、全国の婦人科医に是非身につけて欲しいと述べた。また、卵巣機能を失った女性患者にとっても朗報で、妊娠を実現させる希望を与えるものになるとした。一方で、この技術はあくまで受胎能力を失う可能性がある女性の選択肢としてされるべきであり、高齢妊娠を見越して使用されるべきではないと語った。

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