生活

洪水の中、誕生の乳児 空路でQLDへ

【ブリスベン25日AAP】   NSW州北部で、洪水のためアクセスが遮断されてしまった家屋で無事に男児を出産した女性が、空路でQLD州の病院に搬送された。

両州境に近いパームベールにある住宅で25日午前4時40分ごろ、37歳女性が男児を出産。女性は救急車の出動要請のため緊急通報したが、洪水のため陸路は遮断されてしまっていた。最終的に救急隊がボートで母子がいる家屋に到達。救助ヘリコプターでゴールドコースト病院に搬送された。母子共に健康状態は良好だという。

一方、NSW州南部沿岸部にあるキアマでは、24日未明に襲った小規模サイクロンによって倒木や家屋の屋根がはがれるなど、170戸以上が被害に見舞われた。ダメージを受けた建物のうち、レジャーセンターと1家屋が建築材料にアスベストが含まれていることから、周辺に住む約70人が、清掃作業が終了するまでの間、避難生活を余儀なくされている。

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