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カー外相、北朝鮮の「交戦状態」を非難

【シドニー30日AAP】   北朝鮮は30日、韓国との「交戦状態」に正式に突入したと宣言し、これからは戦時中の外交儀礼に従って両国関係を扱うと発表した。これを受けてカー外相は、北朝鮮の威嚇的態度を強く非難し、オーストラリアは制裁措置の強化を検討中だとした。

同外相は声明文の中で、ソウルのオーストラリア大使館からの報告書によると、北朝鮮が軍事的準備を強化しているという目下の証拠はないとした。しかし、「北朝鮮は我々の地域の何百万人もの人々の安全性を正に脅し続けている」と非難。一方、中国とロシアが全当事者による自制を呼びかけたことを歓迎した。また、米国が韓国と日本を防衛すると約束したことも評価した。

国際連合の制裁措置では、北朝鮮への武器や核物質の供給を厳しく禁止している。カー外相は世界のすべての国に対し、現行措置の厳格な施行を呼び掛け、オーストラリアが北朝鮮に対して更なる「独自の制裁措置」を検討中だと述べた。

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