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国際手配のワトソン氏、豪上陸を求める

【ホバート9日AAP】   日本の捕鯨活動を妨害したとして国際手配されているシーシェパード(SS)の創始者、ポール・ワトソン氏に関して、グリーンズ元党首であるブラウン氏は、ワトソン氏がオーストラリアに上陸した際には拘束しないようオーストラリア政府に求めた。

現在、SSのディレクターを務めるブラウン氏は、「オーストラリア政府はワトソン氏が入国する際に拘束することなく自由に行動できることを保証すべきである。違法行為である日本の捕鯨活動をオーストラリア領域内で行わせないように対処を続けるべきだ」と述べた。連邦法務相はこれに関してコメントしていない。

ブラウン氏はさらに、連邦政府及び野党に対して、来年の夏、日本の捕鯨活動を監視するために海軍または税関の船を南極海に向かわせるよう要請したが、ギラード首相はこれを却下している。しかし、ハント影の環境相は9日午後、税関船を出港させる可能性があることを示唆した。

日本の捕鯨活動は今週終了し、活動船は日本へ向けて帰って行った。SSの妨害活動などを受けて、今シーズンの捕獲数はわずか103頭と、目標の1000頭以上を大きく下回った。

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