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ウォーターハウス、馬主を告訴も検討

【シドニー29日AAP】   大物馬主ジョン・シングルトン氏が、調教師の息子でブックーメーカー(賭元)のトム・ウォーターハウス氏が競走馬の健康状態に関してレース前に情報を漏らしたと公言したことで、現在、その真偽を追求するべく関係当局が調査を行っている。

シングルトン氏は、自分の競走馬「モーレ・ジョイヨス」が27日にランドウィック競馬場で行われたレースで7位になった後、ウォーターハウス氏が、同馬は体調が悪くレースには勝てないと言いふらしていたと公言。しかも、シングルトン氏はモーレ・ジョイヨスの不調を知らされていなかったという。同氏は、ウォーターハウス氏の母親で調教師のゲイ・ウォーターハウス氏を解雇とし、28日午前中に自分の馬をすべて厩(きゅう)舎から引き上げさせた。

ウォーターハウス氏はこの訴えを真っ向から否定しており、28日には、各メディアに対してシングルトン氏の非難を否定するコメントをした。さらにウォーターハウス氏は、賭け記録の画像を示しながら、自分がモーレ・ジョイヨスを後押ししていたことを強調した。「シングルトン氏の訴えは全くの嘘であり私や母に対する侮辱だ」とウォーターハウス氏。シングルトン氏に対して告訴も辞さない姿勢を示している。

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