政治

シドニー第二空港に空軍基地代替案浮上

【シドニー10日AAP】   シドニーの第二空港としてバジェリーズクリークが最有力だったが、どうも第二空港案はまた振り出しに戻ったようだ。

10日に発表された最新の連邦政府による調査報告では、ウィルトンに第二空港を建設する案の可能性が示され、さらに、シドニー北西のリッチモンドにある空軍基地が、短期的な解決策として浮上してきた。

しかし調査では、シドニーの南西80キロにあるウィルトンに新空港を建設するのは、シドニーから西にわずか55キロのバジェリーズクリークより、建設費用も工事期間も、より多くかかることが明らかになっている。

連邦野党のトラス影のインフラ相は、調査結果には驚かないとして、「短期的に限定された運航がリッチモンド空軍基地で行なわれるだろうが、それは将来的な解決策ではない」と述べ、さらに、これまで最適だとされてきたバジェリーズクリークについて語ることなく、9月の連邦選挙の後まで第二空港案についての決定を先延ばしするための調査だと、政府を批判した。

NSW州のビジネス界からは、「この問題は50年間も留保されてきた。今こそ決定すべき時であり、バジェリーズクリークに決めることだ」「リッチモンド空軍基地を使うことには反対しないが、あくまでも一時的なつなぎであり、バジェリーズクリークの決定を先延ばすことになってはならない」との意見や、「バジェリーズクリーク案に今決定しないと、シドニーは2035年までに900万トン以上の航空貨物の需要に直面する」との警告が出された。

アルバニージー連邦運輸相は、第二空港のオプションは限られていると認め、「ウィルトン案は、環境的にも工学的にも、決して無理でないことは確かだ」とした。また、第二空港の最終的な決定時期については明確にしなかったが、ウィルトン地区の地質工学的な分析が年末までに公表されると発表した。

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