【ブリスベン19日AAP】 QLD州フレーザー島にキャンプで訪れていた幼児が18日夜、野生のディンゴに襲われ頭蓋骨骨折などの重傷を負っていたことが分かった。男児はヘリコプターで最寄りの病院へ救急搬送され治療を受けている。一家は島の中でも人が近づかないような場所でキャンプしていたとみられている。
警察によると、男児の父親は夜中に男児の泣き声で目を覚ましたが、泣き声がキャンプカーから遠ざかって行くのに気が付き、外へ飛び出したという。ディンゴは一家が寝ていたキャンプカーに入り込み、男児の首に噛みついた後、引きずり出したとみられている。父親は、周囲に複数のディンゴがいたものの、辛うじて男児を救出した。
男児は午前3時ごろ、最寄りのハービーベイ病院へ到着し、その後、ブリスベンにあるクイーンズランド子ども病院へ搬送された。首の2か所に深い切り傷を負ったほか、頭蓋骨も骨折しているとみられる。手当にあたった救急隊員は「レンジャーの忠告に耳を傾け、ディンゴが生息する地域には近づかないように」と話した。
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