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ANZ、業務海外移転で600人解雇?

【メルボルン20日AAP】   ANZ銀行では、国内コールセンターの約600人の従業員を解雇し、同業務をフィリピンとニュージーランドに移転する計画が浮上している。

同社の解雇・移転案では、マルグレーブ・コールセンターで340人、サウスメルボルン・コールセンターで250人を解雇する。しかし、同社の広報担当者は未決定の計画案だとし、「多くの考えや提案が折々に出されては必然的に変更されるので、今後何が起こるか推定はしない」と述べた。一方で、同案の浮上原因を困難な経済状況のためだとした。

しかし、金融労働組合のレオン・カーター議長は、同社の説明に懐疑的だ。「同社はまだ検討段階だと言うが、経験から考えると、ここまで来た以上、決定されないはずはない」という。また、同社が経済的困難を理由にしている点についても、国内でも有数の収益率の高い企業であり、国内での雇用数を確保すべきだと批判した。

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