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飲酒衝突死亡事故で少年が遺族に謝罪

【シドニー1日AAP】   2010年、少年らが泥酔状態で盗難車を運転して車両に突っ込み、運転手を死亡させた事件に関する審問が、シドニー市内グリーブにある検死官裁判所で行われている。1日、裁判所では、当時13歳だった被告の1人が、事故で夫を失った女性に謝罪した。

事件があったのは2010年10月2日、シドニー西部ナレランで、車で通勤中だったダリル・レイドさん(当時48)が、複数の少年らが運転する小型トラックに衝突された。少年らは救急車も呼ばず現場から逃走し、レイドさんは後に死亡した。

レイドさんの妻のローレインさんは、「夫の事故を聞いた時、“ぶつかってきた車に乗ってた人は?”と最初に思った。何故、救急車も呼ばず現場から逃げ出すことができるのか・・・。事故の真相を知るために裁判に来た」と話した。

小型トラックに乗っていた少年の1人はこの日の裁判で、「心からお詫びを言いたい」と述べ、遺族に対してできる限りのことをしたいと述べた。

この少年によると、事件発生前、泥酔状態だった少年達は小型トラックを盗んでドライブをしていた。事故が起こり、この少年は頭や足にけがをしたが、仲間が現場から逃げ出すといったため、そうしたくはなかったが逃げ出したこと、警察に捕まるのが怖くて自首しなかったことなどを話した。

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