国際

政変のエジプト、滞在豪人730人以上

【キャンペラ4日AAP】   エジプトでモルシ大統領が軍により失職させられたことを受けて、オーストラリア連邦政府は、現在同国に滞在していると登録されているオーストラリア国民730人に対し、出国を検討するよう勧告を出した。

外務省の発表によると、実際の滞在者数は大幅に増えると予想される。さらに822人のオーストラリア人が、今後数週間内に同国への旅行を計画していると登録済みだ。これを受け同省は、オーストラリア国民に対し、「デモや抗議活動は暴動化する恐れがあるため一切避け、報道に注視し、身の安全に影響を与える恐れのある出来事や動向についての情報を収集するよう」勧告を続けている。

エジプトではここ数日、路上での抗議活動が激化し、50人近くの死者を出した流血事件が発生していた。最終的には軍隊が四面楚歌の大統領を失職させ、イスラム教徒支援の憲法の一時的停止と、選挙の早期実施を発表した。

現在のところ、オーストラリア人が同国で殺害されたり、負傷したという報告は入っていない。また、在カイロ大使館も開館している。

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