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NSW州に南半球最大の太陽熱発電計画

【シドニー31日AAP】   南半球最大の太陽熱発電所がNSW州に建設されることになった。同州政府と連邦政府、そして電力会社のAGL社が共同出資し、来年から州内2か所に発電施設の建設を開始する。

同社の発表では、総額4.5億ドルの建設費をかけ、州中西部のニンガンと州西端部のブロークンヒルにそれぞれ発電施設を建設する予定。連邦政府の再生可能エネルギー局が1.7億ドル弱、NSW州政府が6500万ドルを資金援助する。

ニンガン発電所は102メガワット級で、完成すれば南半球最大の太陽熱発電所となり、5万世帯に供給できるだけの発電能力を持つ。来年1月の着工を予定しており、2015年中旬の完成を目指す。一方、ブロークンヒル発電所は53メガワット級で、国内でも最大規模のひとつとなる。2015年11月に稼働を開始する予定。

両発電所の建設には、米国の太陽熱発電大手、ファースト・ソーラー社が技術支援し、稼働開始後の5年間、運用支援を提供する。

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