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ギラード元首相、来年10月に自伝出版

【キャンベラ25日AAP】   オーストラリア史上最初の女性首相を務めたジュリア・ギラード氏が、来年10月に自伝を出版することになった。

同氏は6月、ケビン・ラッド氏に首相の座を奪われた後、アデレード大学で歴史政治学部の名誉教授に就任。ランダムハウス社から出版予定の自伝の執筆作業について、「時として苦悩し、新しいアイデアが浮かぶよう近所をうろつくこともあるだろうが、自分の言葉で(自伝を)書きたい」と語った。また、「まだ10代のころ、女の子はタイピングができればいつでも就職できるという母の教えで、タッチタイピングを学んだので、幸運にもタイピングがとても得意」だと述べた。

同氏の執筆前払金の金額は明らかにされていないが、ハワード元首相が2011年に自伝「Lazarus Rising(甦るラザロ)」を執筆した際の前払金額は、40万ドルだったとされる。同書は政治家による自伝としては、オーストラリア史上最大のベストセラーとなり、ホーク元首相の自伝の販売数を上回った。

ギラード氏の場合、ラッド氏との2度の首相争いの真相に世間の関心が集まっている。現在、国内のノンフィクション分野で最も売れている本は、ギラード氏を描いたケリーアン・ウォルシュ著「ジュリア・ギラードのストーキング」だ。

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