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マレーシア機事件 豪人遺族ら解決望む

【ブリスベン20日AAP】  2014年にウクライナで発生したマレーシア航空(MH)17便の墜落事件に関与したとして、ロシア人4人が起訴される見通しとなったことを受け、この事件で両親を亡くしたQLD州に住むポール・ガードさんは、ロシアによる嘘が明るみに出ることを望むとの考えを明らかにした。

 

ガードさんは、起訴される見通しの4人のロシア人が来年、オランダのハーグで始まる国際法廷に出廷する可能性は極めて低いとの見方を示したが、「法廷の手続きそのものに計り知れない意義がある」と述べた。また、犠牲者の家族にとっての苦悩は、陰謀説やロシア政府の見解が、国際合同調査チームによる見解と食い違っていることと打ち明けた。

 

MH17は2014年7月、飛行中にロシア製地対空ミサイルによって追撃され、オーストラリア人38人を含む乗員乗客298人が死亡した。MH17の機体は親ロシア派が支配するウクライナ東部に墜落したが、ロシア政府はこれまで事件への関与を否定している。

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