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ホールデンが2017年に車生産停止

【メルボルン11日AAP】   自動車会社のホールデンが2017年中に国内での自動車製造を終了すると発表した。その結果、メルボルンとSA州のエリザベスにある同社工場で働く2900人の従業員が解雇される見込みだ。

ホールデンの生産中止は、停滞し続けるオーストラリアの自動車産業に大きな痛手となる。2008年には三菱が国内工場を閉鎖した。またフォードも2016年に生産停止を予定しているうえ、トヨタも撤退するのではと懸念されている。

ホールデンの親会社である米国ゼネラルモーターズは11日、自動車とエンジンの製造を終了し、オーストラリアとニュージーランドの国内販売会社として事業転換すると発表した。その一因として、最近の豪ドル高を挙げた。

一方、同社オーストラリア部門のデヴリュー会長は、生産停止までの今後4年間、解雇される従業員らが最良の転職先を見つけることを最優先すると発表した。また、組合や地域社会をはじめ、連邦と州の両政府とも協力し、従業員への支援に尽力していくとした。

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