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豪の若者 薬物より飲酒が問題

【シドニー17日AAP】  NSW州の音楽フェスで薬物の過剰摂取による死亡事故が起きたことを受け、国内の若者によるアルコールや薬物使用に関する調査が実施された。調査から、アルコール摂取の頻度は薬物摂取の頻度を上回ることが明らかになった。約半数の人が一週間に一度アルコールを摂取する一方、大麻は12日に一度、MDMAは一か月以内に一度となっている。

 

犯罪学者のヒューズ博士が実施した調査は、過去一年間にフェスに参加した5,155人を対象に行われた。これによると、一年の間にアルコールを摂取したことがある人は99.7%、MDMAは79.5%、コカインは69.1%、大麻は全体の4分の3だった。

 

また、アルコールを摂取した人のうち3分の2が、一度の飲酒で基準量の少なくとも5杯分を摂取し、いわゆる“飲みすぎ”であることも分かっている。ヒューズ博士は、違法薬物の使用頻度は比較的少なく、控えめと分析。使用者は教育を受け、仕事を持ち、生産力のある社会人だと指摘。また、調査は自己選択による回答だが、若者によるアルコールや薬物摂取における習慣を把握できるとしている。

 

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