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コービー・インタビューの阻止を州法で

【ブリスベン12日AAP】   今週インドネシアのバリ島の刑務所を仮出所した麻薬密売のシャペル・コービー容疑者が、テレビ局「セブン・ネットワーク」のインタビュー番組に出演し、200万ドルの報酬を受け取る契約を取りつけたとされている。この件についてニューマンQLD州首相は、犯罪者が自らの犯罪について語ることで利益を得るのは問題があるとして、州法のもとでインタビューを阻止できないか検討していくと述べた。

州首相は12日ブリスベンで報道陣に対し、「有罪判決を受けた麻薬犯罪者が、犯罪行為によるものと思われる理由で利益を享受したことに深く懸念しており、実際のところ狼狽している」と述べた。また、インドネシアの司法制度を信頼しており、同容疑者に対する判決を尊重していると語った。そこで、ブレジー州法務長官と相談し、州刑法の手続きのもとで同容疑者のインタビューを阻止できないかを確認中だという。

一方、ビショップ外相は先週、この問題が連邦警察と公訴省の問題であるとして、議論に参加することを避けたいとした。

同容疑者は9年前、インドネシアに大麻4.2キロを持ち込もうとした容疑で有罪判決を受け、バリ島のケロボカン刑務所で9年以上過ごした。なお、逮捕されて以来、一貫して無実を主張し続けてきた。

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