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「コービーが自殺未遂」面談の職員証言

【インドネシア・ジャカルタ4日AAP】   インドネシア・バリ島で仮釈放中のシャペル・コービー受刑囚(36)が、刑務所職員と面談中、2度にわたり刃物をつかんで自殺を図ろうとした。コービーと面談した担当職員が話した。 職員との面談は、2日、セブンネットワークが放送したコービーの仮釈放に関するドキュメンタリーの内容が仮釈放の条件に違反する可能性があるため、今後についてコービーと話をした。この職員はコービーの様子について「不安定」かつ「怯えている」と表現。話が仮釈放規定違反に及ぶと、コービーは2度キッチンに走りナイフをつかんで自身を刺そうとした。コービーの姉のメルセデスさんはこの出来事について完全に否定している。 インドネシア政府は、コービーの仮釈放の条件として、事件に関してメディアに一切話をしないこととしていた。同国のスヤンサディン法相は、まだ番組を見ていないとした上で、今後、仮出所審議会が作成する番組に関する報告を審査すると述べた。 シャペル・コービーは、2004年に観光で訪れたバリ島の空港で、4.1キロの大麻を隠し持っていたとして現行犯逮捕され、懲役20年以上の判決を受けた。収監からおよそ10年たった今年、インドネシア大統領の恩赦で仮出所となった。

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