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殴り合いの資産家二人に罰金500ドル

【シドニー9日AAP】   クラウンカジノのオーナーであるジェームズ・パッカー氏と、民放ナインネットワークのCEO、デービッド・ジンジェル氏が4日、パッカー氏の自宅前で殴り合いの大げんかをした件で、警察は二人に対して、罰金500ドルを科した。

ジンジェル氏は罰金を支払うとし、ナインネットワークも「ジンジェル氏はこの件が解決してほっとしている」との声明を発表した。また、63億ドルの資産を持つとされるパッカー氏も、罰金の支払いに応じると思われる。

この罰金制度は2007年に導入されたもので、非常に軽微な犯罪に対して罰金処分とすることで、速やかな処理と、犯罪歴がつくことを避けることができる。

犯罪歴がつくことにでもなれば、両氏にとってはビジネス上、非常に大きなダメージとなり、特にシドニーのバランガルー地区でカジノ開発を行なうパッカー氏にとっては犯罪歴は深刻な問題だ。

カジノ開発の審査当局は、今回の罰金処分が審査に与える影響は少ないとしている。ただし、殴り合いの喧嘩が世界のメディアで報じられたことで、アジアでのビジネス上の影響が出てくるかどうかは不透明だ。

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