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絶滅種のディブラー WAの国立公園で育種

【パース1日AAP】   オーストラリアで最も小さいフクロネコ科の有袋動物の一つで、絶滅危惧種であるアンテキヌスモドキが、WA州のダーク・ハートグ島国立公園で育種されることになった。

 

一般的にディブラー(dibbler)と呼ばれるこの有袋動物は、ヨーロッパ人が入植してきた際に連れてきた猫や羊、山羊によってこの地域から絶滅していた。

 

パース動物園では1997年からディブリーの繁殖を行なっており、計900匹以上のディブリーが野生に戻されていた。

 

昨年にダーク・ハートグ島からは全ての猫、羊、山羊が除去されており、今回24匹のディブラーの子供がこの島で育種されることになる。研究者がディブラーの生態を調査し、保護に役立てるために、ディブラーにはマイクロチップが装着され、12匹には発信機付きの首輪が付けられることになるという。

 

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