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老人介護 「画一的制度は通用せず」王立委員会

【ブリスベン6AAP】   老齢者介護の王立委員会は、老人介護施設での既存システムは、全ての入居者に適切なものではないとして、7日にメルボルンで公聴会が再開される。

 

入居者の生い立ちや環境は様々で、既存の画一的な制度では対応ができず、劇的な変化が求められていることが、公聴会の焦点となる。

 

入居者の一人で重度の聴覚障害者のエリザベス・カーンさん(68)は、入居施設での生活は「孤立して辛い」とし、手話通訳者への予算不足が聴覚障害者の生活の質に影響を及ぼしていると訴えている。

 

また、同性愛者などのLGBTIの入居者に対する差別も横行していると全豪LGBTHI保健組合は明かしている。同組合は「介護施設の多くは『そのような差別はない』と否定するが、性的指向から差別されている入居者たちはいる」と述べた。

 

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