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ヘンドラウィルスで馬死亡 NSW

【シドニー21日AAP】   NSW州北部でヘンドラウィルスに感染した馬が死亡し、関係当局は所有地を検疫し、死亡した馬に触れた5人および同じ厩舎の馬の検査を行っている。同州で発見された、今年最初の感染例だ。

テレーズ・ライト同州副獣医長によると、19日に死亡した馬に接触した3人および獣医と助手が、同州保健局による検査と状態観察を受けている。また、馬が病気になったら飼い主は直ちに獣医に連絡すべきだと警告した。

死亡した馬は、オオコウモリの尿や唾液、体液に汚染された餌からヘンドラウィルスに感染したと考えられる。馬が飼われていた放牧場では、同コウモリの活動がよく観察されたという。昨年、NSW州中北部沿岸部の個々の所有地4件で、馬4頭と犬1匹が同ウィルスに感染した。

QLD州では1994年以降、4人が同ウィルス感染で亡くなっている。昨年12月、オオコウモリの群生を追い払うために、許可なしでの木の刈り取り、煙やライト、大きな音を出せるよう、同州各地のカウンシルに許可された。

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