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国民の家計資産 過去最高に

【シドニー26日AAP】  オーストラリア統計局が26日に発表した報告によると、1世帯あたりの家計資産の平均が、今年3月末の時点で、32万7263ドルに上昇した。これまでで最も高い数値だが、一方で国民は、厳しい連邦予算案の影響も重なり、必ずしも楽観的ではないようだ。

資産額の大幅な上昇は、不動産価値と株価の値上がりが主な原因とみられるが、これらはさらに上昇する見通しだ。経済専門家のサバンス・セバスチャン氏は、「上昇しているのは資産だけでなく、近代まれに見る金利の値下がりも、あらゆる方面における借り入れ費用の引き下げを招いている」と述べた。

個人資産の伸びが、落ち込んでいた消費者心理にも少なからず影響をもたらすことも予想される。純家計資産のうち、現金や貯金など、すぐに“使える”お金の割合は、過去10年にわたり約20パーセントだったが、今年3月には、それを上回る22パーセントだった。

セバスチャン氏は、「ここ最近の、資産額の増加と低い金利という環境のもと、消費者活動が活発化してきた」、「金銭的な余裕と消費者の信頼感が、数ヶ月先に消費支出を押し上げていくだろう」と述べた。

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