【ACT12日】 サッカーのFIFAワールドカップが開幕し、共同開催国のメキシコと韓国がともに勝利を収め、好スタートを切った。一方で、会場周辺では大規模な抗議活動が発生し、波乱の幕開けとなった。
メキシコは開幕戦で南アフリカと対戦。相手に2人の退場者が出る展開の中、2-0で勝利した。韓国もチェコに対し、1点を追う展開から逆転し2-1で勝利。両国がグループAの首位に並んでいる。
試合では計3枚のレッドカードが提示され、そのうち2枚が南アフリカに出されるなど荒れた展開となった。また、各ハーフに設けられた給水休憩をめぐり、一部の放送局がCMを挿入したことに対し、視聴者から不満の声も上がっている。
一方、会場となったメキシコシティのエスタディオ・アステカ周辺では、抗議活動が激化。多数のデモ参加者が集まり、一部はスタジアムへの侵入を試みたとされる。警察は機動隊を投入し、対応にあたった。現地メディアによると、抗議者の中には火炎瓶のような物を投げる者もおり、現場は一時緊迫した状況となった。また、コーンや植木鉢などが警備エリア越しに投げ込まれる様子も確認されている。
今回の抗議活動には複数の労働組合などが関与しており、少なくとも1万8000人が参加。教師の賃上げや、麻薬カルテルによる行方不明者の捜索支援強化などを求めているという。さらに前日には、行方不明者の家族ら1000人以上が、ろうそくや写真を手にスタジアム周辺で行進を行っていた。こうした混乱の中、試合開始直前にはスタジアム内で80歳の男性観客が倒れ、その後死亡が確認された。心臓発作とみられている。
大会はこの後も各地で試合が予定されており、週末にはカナダやアメリカも初戦を迎えるほか、オーストラリアはトルコと対戦する予定。大会はピッチ内外で注目を集めながら進行している。
ソース:news.com.au – FIFA World Cup: Mexico and South Korea get off to winning start as fan chaos mars opening day