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電力価格 今後3年で97ドル減

【キャンベラ9日AAP】   エネルギー市場委員会(AEMC)は、今後3年で国内世帯の電気料金が平均97ドル引き下げられると予想する。

AMECによると、再生エネルギーの増量やネットワーク費の削減などにより、電気料金が7.1%減少する。最も恩恵が得られるQLD州では、2022年には現在より年278ドル減少すると予想される。次にNSW州とVIC州が続く。2018/19年度、平均家庭の電気料金は1,370ドルに達した。

AMECのジョン・ピアス会長は9日、「全国的に下がるところが多いが、州や地域によって価格に差が出るだろう」「2022年6月には平均で、今より97ドル減少する」と述べた。

一方、連邦野党労働党のバトラー影のエネルギー相は、「電力の卸値は過去15か月で20%増加した」「今後3年で7.1%の削減は、テイラー・エネルギー相の任期中に増加した分の3分の1還元にしかならない」と批判する。

国の高圧送電線網を使用しないWA州では、年間の電気料金が100ドル上昇する見通しだ。また、独立発電所を使うNT準州も今回の報告に含まれていない。

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