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失業の若者 介護職検討も必要

【メルボルン9日AAP】   国内の貧困撲滅を目指す組織、Brotherhood of St Laurenceの新たな報告によると、国内の15~24歳のおよそ5人に1人が1年以上就業していない。10年前は10人に1人の割合だった。

全国の若者の失業率は12%で、2009年の世界金融危機以降、同程度を保っている。10月時点でSA州、TAS州、WA州、QLD州は14%以上だ。

報告では、国内で高齢化が進むにつれて、若者は今後成長する職業を視野に入れる必要があると指摘された。1946年から1964年に生まれたベビー・ブーム世代が高齢になるため、障害者や高齢者を対象とした介護セクターは今後数年で大きく成長する見通しだ。2023年までにおよそ8万2,500の雇用を新たに創出すると見積もられる。ヘルスケアと社会扶助の雇用は14.9%、建設業は10%、教育は11.2%増が予想される。

同組織のコニー・レネバーグ事務局長は、「新たな時代に向けて、政策立案者は職業教育訓練を最優先させなければならない」と声明を発表した。

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