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カンタス便 油圧問題で緊急着陸

【シドニー15日AAP】   シドニーからパースに向かったカンタス機が油圧システムに不具合を生じ、緊急着陸した。

カンタス航空575便は15日、午前8時45分にシドニーからパースに向けて飛び立っておよそ20分後、シドニー空港に引き返した。3台の油圧システムのうち1台から警告が出たとされる。機長が航空機から速やかな脱出を指令し、乗客らは緊急脱出スライドを使用した。脱出の際に乗客2人がけがをして手当を受け、もう1人は病院に搬送された。目の痛みや喉の痒みを訴える乗客もいた。

同航空は15日午後、「機長はシドニーに戻る判断をし、安全に着陸した」「キャビン内に濃い煙が立ち込めたとの報告があった。油圧油が空調設備内に入り込んだためだろう」と声明を発表した。今後、エアバス社と連携して調査を行う。

乗客の1人は、「キャビンは煙で蔓延し、機長が脱出するよう叫んだ。スライドから脱出しなければならなかった。“ゾッとする”体験だ」とツイートした。

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