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新型肺炎感染のVIC医師 保健相に謝罪求める

【メルボルン8日AAP】   VIC州の一般医(GP)が新型肺炎(COVID19)の症状がありながら出勤したことで、同州保健相のコメントに対し、オーストラリア医療協会(AMA)が謝罪を求めている。

クリス・ヒギンズ医師は、患者70人以上を診た後で新型ウイルスに感染しているとわかった。同医師は歌手のミッシー・ヒギンズさんの父親。ミカコス州保健相が「風邪の症状がありながら出勤するとは呆れかえった」とコメントしたことで、謝罪を求めている。

AMAのバートン会長は8日、「ヒギンズ医師は米国から帰国時、ガイドラインの下に検査の必要がなかったが受けた」「検査を受けたヒギンズ医師を保健相は褒めるべきだ」と述べた。同医師の同僚らも、謝罪を求めるオンライン署名を開始した。

ミカコス保健相は謝罪はせず、「具合が悪くても出勤する保健職員が抱えるプレッシャーは理解する」「ウイルス拡散を防ぐよう、全員に責任がある」と述べただけだった。

ハント連邦保健相は8日、「今は批判をする時ではない」と述べ、どちらつかずの態度を示した。

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