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クルーズの下船許可 犯罪捜査に発展

【シドニー5日AAP】   クルーズ会社、カーニバル・オーストラリアの船「ルビー・プリンセス」のシドニー寄港に関し、バイオセキュリティ法などに違反したかどうかNSW州警察は犯罪捜査を行う方向だ。

先月19日、体調不良を訴えた乗客の検査結果が数時間以内に明らかになるとわかっていながら、ルビー・プリンセスは下船が許可された。乗客多数が新型コロナウイルスに感染し、少なくとも10人が死亡した。

ミック・フラー州警視総監は「クルーズ会社からの情報と、連邦・州の法の基準に食い違いがあるようだ」と話し、犯罪捜査を行う他ないとの見解を示した。港湾管理委員会、救急局、警察、州保健局、そしてカーニバル・オーストラリアが捜査対象になる。クルーズ側は警察に全面的に協力する姿勢を見せている。

州野党労働党はハザード州保健相の辞任を求めている。

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