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児童性虐待のペル枢機卿 無罪に

【メルボルン7日AAP】   最高裁判所は7日、児童性的虐待で有罪判決を受けたカトリック教会のジョージ・ペル枢機卿(すうききょう)の判決を覆した。400日を超える拘留の末、ペル枢機卿は自由の身となる。

ブリスベンで7人の裁判官全員が「十分な証拠がなく、無実の人に有罪判決が出された可能性が大きい」と述べ、満場一致で無罪とした。記者3人の入廷のみが許可された。

VIC州ギーロング近郊のバーウォン刑務所で400日以上拘留されたペル枢機卿は判決後、「告発者を悪く思わない。私の無罪判決によって多くの人に苦しんでほしくない」と声明を発表するとともに、家族や友人、弁護団に感謝を示した。

ペル枢機卿は2018年12月、少年2人に対する1996年の児童性的虐待5件で有罪を受けた。被害者の1人は2014年に死亡、もう1人が警察に訴えた。

裁判官らは、被害者が虐待を受けたと訴える日曜のミサ後10分のペル枢機卿の行動に焦点を充てた。聖具保管室で式服を脱ぐまでペル枢機卿は司祭と過ごし、保管室にも常に人通りがあったため証拠不十分と考えられた。廊下での性的虐待についても、13歳の少年を壁に押し付ければ聖歌隊が気づいて報告するはずと判断された。

VIC州警察は「事件から何年経過しても、性的虐待の捜査を続ける」と声明を発表した。

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