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求人広告3分の2減 業種により需要増も

【キャンベラ9日AAP】  新型コロナウイルスの影響により、オーストラリア国内で求人広告数が3分の2減少したことが、求人サイト大手シーク(Seek)による調べで明らかになった。落ち込みが最大となったのはVIC州となっている。

 

シークのバンクス社長は、夏の山火事ですでに大きな影響が出ていた労働市場に、新型コロナウイルスはさらに急激に深刻な影響を及ぼしていると懸念を示した。また、全国で求人数が著しく減少している一方、特定の業界で需要が急増していると指摘している。

 

需要が急増している業種は小売店の在庫補充係、宅配ドライバー、サプライチェーンの管理者、倉庫の監督者など。また、日用品の需要が急増していることから、製造業で工場職員の募集が増えているほか、在宅勤務の拡大からソフトウエア開発者、サイバーセキュリティ専門家、ナニー、家庭教師などの需要も増加している。

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