【キャンベラ２４日ＡＡＰ】　　　イスラム過激派「イスラム国」（ＩＳ）の聖戦に参加するためにオーストラリアを出国しシリアに向かった男２人の死亡が伝えられた件に関して、男の家族がオーストラリアへの帰国を望んでいると報じられた。

死亡が伝えられたカールド・シャルーフとモハメド・エロマールの２人のうち、シャルーフの妻の母親がメディアを通じて、「アボット首相へ、是非私の娘と孫達を帰国させてやってほしい」と訴えた。

シャルーフの妻であるタラ・ネットルトンさんは５人の子どもと一緒にいるという。そのうちの１人である１４歳の娘はエロマールと結婚していた。

アボット連邦首相は、子ども達が置かれている状況を考えると同情するとしながらも、テロリストに対する法律はいかなる状況であっても適用されると述べた。また、ダットン移民相は、家族はメディアを通じて話をするのではなく、直接連邦警察にコンタクトを取るよう呼びかけた。