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高齢者向け紙切符が廃止に NSW

【シドニー4日AAP】   NSW州の公共交通機関用スマートカード「オパールカード」の普及により、来年から年金生活者用の紙の切符が廃止される。

来年1月1日から公共交通機関用の紙の切符は、大人とコンセッション用の片道および往復切符のみになる。年金生活者用に大幅に値引きされた「ペンショナー・エクスカーション・チケット」も廃止される。

コンスタンス州交通相は4日、「2012年のオパールカード導入以来、切符の販売は落ち込んだ」と話した。

州政府によると、年金生活者30~50万人がまだオパールカードに切り替えておらず、高齢者に向けてメッセージを伝えていくと州交通相は話した。年金生活者および高齢者は、現行の年金生活者用切符と同額の、上限2ドル50セントのゴールド・オパールカードの資格を持つ。

同州野党労働党のライアン・パーク氏は、オパールカードの展開は無秩序だとし、州内のすべての電車の駅にカード残高を足す設備を備えるまで、紙の切符を廃止するべきでないと話した。

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