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忘れ去られてゆくWWⅡ 嘆く豪退役兵

【ブリスベン15日AAP】   日本が降伏した1945年に、オーストラリアの部隊として初めて東京に足を踏み入れた元兵士は、70年経った今、戦争のために犠牲を払った彼ら世代は、戦争を知らない世代によって忘れられつつある、と述べた。

ムンロ退役軍人(91)は、アンザック・デーやリメンバランス・デーに比べ、VPデー(対日戦勝記念日)は、ほとんど忘れ去られた存在となっている、とした。

2万7千名以上ものオーストラリア人の命が、対日戦争中に犠牲となったが、15日にブリスベンで行われた追悼式典に出席した人の多くは、太平洋戦争時の退役軍人だった。

ムンロ退役軍人は、VPデーの認知度の低さは、戦時中のつらい記憶を消し去りたい兵士たちが、ずっと沈黙を守っていたためだとしたが、親友のベイリス退役軍人は、がらんとしたアンザック・スクエアを見つめながら、もっと人が来ていると思った、と述べた。

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