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NSW公共職員賃金凍結 ボーナスで譲歩

【シドニー1日AAP】   NSW州政府は先立って、向こう12か月にわたって同州の公共セクター職員の昇給を行わない考えを発表した。反対意見が上がるなか、1度限りの1,000ドルの支払いを提案した。

州政府は、議員を含む公共セクター全職員の賃金を凍結したい考え。1,000ドルの補助金のコストは2憶ドルだが、職員41万人の12か月賃金凍結でおよそ30憶ドル節減できると見積もられる。差額は公共プロジェクトに再投資される。

ベレジクリアン州首相は、「公共セクター職員の賃金は2011年以降年2.5%昇給してきた。このままでは雇用の確保が難しい」と話した。

公共セクター職員の組合は、「職員らは新型コロナウイルスから市民を守るために感染のリスクを冒してきた」と反対。州看護・助産師協会も「1回限りの支払いで組合員を黙らせ、上院が否決すれば人員削減になると脅かしている」と発表した。州保健サービス組合も、支払いに反対するとともに、職務ごとに賃金や条件を定めるアワード制度や賃金政策の見直しを求めた。

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