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人権擁護の集会 首相「参加控えて」 

【キャンベラ5日AAP】  連邦政府のモリソン首相は5日、黒人や先住民族の人権を訴える抗議集会へ参加を予定している人たちに対し、新型コロナウイルスの感染が再び拡大する恐れがあるとして、参加しないよう呼び掛けた。シドニー、メルボルン、ブリスベン、アデレード、ホバートでは5日に抗議集会が行われる予定だ。

 

モリソン首相は新型コロナの感染拡大を防止するため、多くの人が犠牲を払うことにより、自分や他人の命を守ってきたと強調。親族や友人の葬儀に参加出来なかった人や、アンザックデーの追悼式に参加できなかった人もいるとして、「(多くの犠牲や努力の末に勝ち取った)自由を乱用するのはやめよう」と呼び掛けた。

 

一方、NSW州政府は抗議集会を認めているが、同州のベレジクリアン首相は参加者に対し、社会的距離を維持するよう求めている。州警察は参加者数を制限するとみられる。VIC州は新型コロナの第2波を懸念し集会に参加しないよう呼び掛けている。

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