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亀裂アパート NSW州政府相手に訴訟

【シドニー29日AAP】   2018年に建物の構造に亀裂が見つかったシドニー西部のアパート、オパールタワーの所有者らは、NSW州政府を相手に訴訟手続きを開始した。

アパートの住人で所有者団体の会長を務めるシェイディ・エスカンダーさんは29日、売り主であるシドニー・オリンピックパーク局(SOPA)と州政府を相手に訴訟手続きを開始したと発表した。

2018年12月24日、建物から亀裂が見つかり、倒壊の恐れがあるとして住人らは避難を余儀なくされた。2019年12月に全員が帰宅を許可されたが、12人を超える独立した専門家らが500か所以上の欠陥を発見し、住民は保険料金110万ドルの大打撃を被った。

ベレジクリアン州首相は29日、集団訴訟について認識していなかったとしたうえで、適切な範囲内で支持する意向を示した。

建設会社のIconは建物構造の修理費用3,100万ドル、住人の移転費用1,100万ドルを支払った。同社は東京の鹿島建設株式会社を親会社に持つ。

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