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老いた親への虐待増加 住宅高騰が原因

【シドニー3日AAP】  シドニーを中心に子どもが年老いた親を虐待する事件が急増している。親がまとまった財産を所有していることが多く、財産目当てとみられる。住宅価格の高騰もこのような犯罪の増加の一因とみられている。

NSW州のロブ・クリッチロウ刑事部長は、「財産を持った親を持つ子ども達は、財産を受け取る権利は自分にあると考え、どうせもらえるものなら今もらっておこうと考える」と指摘。

シドニーのノース・ショアでは先ごろ、49歳の息子が75歳の母親に金を渡すのを断られた腹いせに、母親の顔を熱湯につけて火をつけると脅す事件が起きたばかり。老人虐待ヘルプラインに寄せられる通報の半分が金銭に関わる問題で、富裕層の住むサバーブで多発しているという。

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