生活

高齢者介護 施設より在宅を優先すべき

【シドニー31日AAP】   国内の高齢者介護に関する王立委員会で、居住型施設よりも在宅介護を緊急に優先させるべきと提言された。パンデミックにより、自宅でのケアを好む人も増えると考えられる。

ピーター・グレイ首席弁護士は31日、オーストラリアは他の先進国と比較して居住型施設でケアを受ける割合が“非常に高い“と指摘した。国内の80歳以上の19%近くが居住型施設に住み、OECD諸国の中で最も高い割合だ。政府の財政支援の視点でも、居住型施設の1日191ドルに比べて在宅介護は71ドルで済むとして、在宅介護を緊急に優先させるよう訴えた。様々な調査から、自宅でできるだけ長く自立していたいと考える人が多いこともわかっている。

一方、昨年度末時点で在宅介護パッケージを待つ人は10万人を超えた。

連邦政府は追加で7,140万ドルを拠出して、居住型施設に住む高齢者を家族が自宅でケアできるよう支援すると発表した。

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