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期待のワクチン 有害反応で治験を一時中断

【キャンベラ9 日AAP】   英国のオックスフォード大学と製薬会社アストラゼネカが共同開発した新型コロナウイルスのワクチン候補の臨床試験中、参加者に重篤な有害反応が見られたとされ、一時中断された。連邦政府は来年の国内使用に向けて同ワクチンを発注したばかり。

ワクチンは、認証に向けて安全性・薬効性データを提出する前の最終段階にあり、数万人が治験に参加している。“重篤な有害反応“が見られたのは英国の参加者1人で、完全に回復する見通しだ。

アストラゼネカの広報官は、「説明できない疾患があれば試験を一時中断するのは通常の対応」と話した。これまでに参加者のおよそ6割に発熱や頭痛などの副作用がみられたが、いずれも軽度または中程度とされた。

連邦のコーツワース次席医務官は、「調査の必要があり、同ワクチンの終わりを意味するわけではない」「研究者らが厳しい安全手順に準じて安心」と話した。

連邦政府は17憶ドル規模のワクチンの供給・製造に向けて合意したばかり。モリソン首相は、「有効である保証はないが、合意によって、国内の医療専門家がワクチンを許可すれば真っ先に入手できる」と話していた。

ソース:News.com.au – AstraZeneca COVID-19 vaccine: Huge setback for Australia’s hopes

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