国際

豪産ワインの関税を5年に延長へ 中国

【キャンベラ27日】   中国政府が27日に、オーストラリア産ワインの関税を延長する意向を明らかにしたことを受けて、オーストラリアのワイン産業は世界貿易機構(WTO)に提訴する可能性を示唆している。

 

中国商業省は、28日から一部のオーストラリア産ワインに対しての関税を5年延長することを表明している。中国政府は以前、オーストラリアのワイン産業に対して、マーケットシェアを広げるために製造価格よりも安い価格で販売していると批判をしていた。

 

また、中国政府はオーストラリア政府に対して、中国へ安く輸出、販売できるように支援していたと非難しており、4ヶ月間の最大200パーセントの関税措置を取っていた。

 

ダン・テハン連邦貿易相は、政府がワイン産業に補助金を出していたという疑いを否定している。

 

オーストラリアの対中貿易は、ほとんどの産業で40パーセントまで落ち込んでおり、ワインの輸出は、関税が課せられる前のピーク時の昨年10月の1億6400万ドルから、今年1月は100万ドル以下に減少している。

 

ソース : news.com.au – China extends tariffs on some Australian wines for five years

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