政治

連邦議員任期の延長を 野党党首

【キャンベラ23日AAP】   オーストラリアでは現行、連邦選挙後の議会招集日から3年以内に次回選挙を行うことになっており、平均政府任期は2年半。野党労働党のショーテン党首は、これを4年に固定延長するよう与党保守連合に呼びかけている。

ショーテン労働党党首は23日、「固定の4年に延長することで、多くの州・地域と同様に長期的な政策決定ができる」とABCテレビで話し、党派を超えた共同提議をターンブル連邦首相に求めた。議員らが常に選挙を気にすることなく、仕事に集中できるという。2人はその後、詳細について今後討議することで合意したとされる。

今年初め、与党自由党のデイビッド・コールマン議員が同様な理由で連邦議員任期を4年固定とする議員立法法案を提出した。その際、選挙制度改革を監視するライアン特別国務相は、政府が“怠慢になる”可能性を挙げて支持しなかった。

WA州のマクゴーワン首相は、「野党時代は4年は永遠のように感じたが、政権獲得した今は、次回選挙を心配せず統治や仕事に専念できる」と述べ、4年任期を支持している。

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