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家庭内暴力防止に3000万ドル QLD

【QLD13日】  QLD州政府は、州内で家庭内における暴力事件の通報が150%以上と急増していることを受け、対策支援費用として3,000万ドルの拠出を決定した。昨年発生したハンナ・クラークさん殺害事件を受けて設けられた慈善事業「スモール・ステップス・フォー・ハンナ」の発足に際し、同州のパラシェイ首相が発表した。

 

新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、家庭内暴力の報告は増加している。パラシェイ首相は「必要性が続く限り、支援も続く」と述べ、支援として救急補助のほか、女性や子どもに安全な未来をもたらすための長期的な対策も含むと説明した。

 

QLD州のフェンティマン司法長官によると、過去2年間で各種団体が保護した被害者の増加率は5~157%となった。また、ある団体の報告によると若い女性を対象に行った専門家によるカウンセリングの増加率は前年同月比98%増だったという。同長官は「女性へ敬意を示す行為は国のリーダーたちから始まる」と述べ、州や連邦政府が問題解決に主導権を握ることが重要との見解を示した。

 

ソース:news.com.au-Palaszczuk government to spend $30m on domestic violence prevention services

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