政治

51歳のQLD州首相 ファイザー製ワクチンを接種

【QLD8日】   QLD州のパラシェイ首相は7日、51歳でありながらファイザー製の新型コロナウイルスワクチンを受けた。50歳以上にはアストラゼネカ製ワクチンが奨励されており、医療専門家は「国民の信頼を脅かす危険がある」と批判する。

パラシェイ州首相はファイザー製ワクチンを選択した理由に、オリンピックのため日本を訪れる可能性をあげた。日本ではアストラゼネカ製ワクチンが承認されていない。2032年五輪のブリスベン招致に向けて自身の代わりに日本を訪れる可能性があるとして、ヒンチクリフ州スポーツ相もファイザー製ワクチンを受けたと明らかにした。QLD州の接種段階1Bのパラシェイ首相は、3月末から接種が可能だった。

オーストラリア医療協会( AMA)のクリス・モイ副会長は、「パラシェイ首相のワクチン選択は詮索されるべきだ」「アストラゼネカ製ワクチンに対する不安が拭えないなか、市民リーダーが打たないのは国民の信頼を下げる可能性がある」と批判した。また、VIC州で発生した最近のクラスター感染は警告だとして、「できるだけ早いワクチン接種が必要」と重ねた。

ソース:news.com.au- AMA vice president says Premier Annastacia Palaszczuk’s decision to get Pfizer doesn’t ‘pass the pub test’

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