政治

子供に障がいなく「恵まれた」 首相発言に批判

【QLD21日】  連邦政府のモリソン首相に対し、国民身体障がい者保険制度(NDIS)の削減について質問したQLD州の母親が、「自分の2人の子どもは障害を持っておらず、私と妻は恵まれている(blessed)」と首相が述べたことについて、障がいを持った子供を持っていても、自分は恵まれていると反論した。また、首相が質問に回答していないと批判した。

 

自閉症の4歳の息子を持つQLD州の母親は、NDISからの補助金が30%削減されたことについて、今後の方針を質問した。だが、モリソン首相は母親からの質問に答える代わりに、4歳の息子について逆に質問した。さらに、「障がいを持つ子どもの親のことを、自分は理解しようとすることしか出来ない」などと述べた。

 

多くの批判を受けてモリソン首相は21日、「言葉が歪められた」とコメント。さらに、母親は自分の言葉を敵対して受け止めたように見えなかったとしたが、これについて母親は「それは首相が感じたこと」だとした上で、言葉の選び方が良くなかったと批判。さらに、補助金についての質問をこれによってうやむやにして欲しくないと述べた。

 

ソース:news.com.au-‘His perception’: Mum responds to PM’s ‘blessed’ comments

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