一般

豪研究者ら マラリア絶滅に大きなステップ

【ACT6日】   オーストラリア国立大学のチームが、長年研究者たちが出し抜かれ続けた病気の根絶に大きく進展をした。

 

同大学の生物学研究スクールのサラ・シャフィク博士は、マラリアの治療で最も困難だったのはそのスピードの速さだと述べた。

 

同博士は「20年間使用されていた抗マラリア薬の代表的な薬であるクロロキンも失敗している」とし、彼女のチームは、マラリアの中から2種類のプロテインPfMDR1とPfcRTを識別し、これらが薬剤耐性の要因となっていると説明した。

 

同博士は「プロテインが2種類あることは前からわかっていたが、これらがどのような耐性を持つかは今まで解明できなかった」と述べ、簡単な血液検査で、マラリア患者がどのタイプのプロテインがあるかが判明できるとし、それによりどの薬剤が最適なのかがわかるようになるという。

 

2020年のマラリアによる死亡者数は世界で62万7000人に上る。

 

ソース: news.com.au – Aussie scientists’ huge step towards eradicating disease

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら